[Review] DJI OSMO ACTION D Cinelike | 旅の思い出をLOG撮影でシネマティックに。

こんにちは。

今回は DJI OSMO ACTION を使ってカラーグレーディングを行なってみました。

目次

RAW/LOG/D Cinelike の違いなど

まずRAW/LOG/D Cinelikeの違いを凄い簡単にですが書いておきます。

RAW

写真をされてる方はいつも使用してるRAWデータと思って頂いて大丈夫です。

直訳した通りで明暗情報がふんだんに有る生データになりますので

一番、情報量が大きく、その分重いデータになります。

LOG

RAWから色調と彩度を圧縮したデータになります。

通常撮影より、情報量は多くなりますが、RAWよりは軽い。

ダイナミックレンジは広い。

メーカーによってS-log(SONY),F-Log(FUJIFILM)等、違いあり。

カラーグレーディング前提の撮影。

D-Cinelike

LOGとは違うけど、ダイナミックレンジが広く、フラットカラープロファイルの

低コントラスト動画の撮影が可能。LOG同様カラーグレーディング前提の撮影。

つまりのところ

RAW>LOG>D Cinelike>通常データ(写真で言うところので.jpg) と言う図式ってことですね。

※厳密に言うとDJI OSMO ACTIONにLOGは無いので

D Cinelike=LOGと仮定して続きを書いていきます。

日常の撮影でLOG撮影を行うことは、残念なことにほぼ無い

これは撮影領域の話にもなりますが、仕事でLOG撮影を行うことは

今まで一回もありませんでした。

 

そもそも自分の場合、スチールの割合の方が高いですし

スチールの派生での映像撮影が多く、正直LOG撮影してカラーグレーディングが必要な案件ではないと言うのもあります。

 

またXDCAMを使った撮影でも、制作系ではなく、取材(記録)系であったり配信などが多いので

こちらもLOG撮影、グレーディングが必要と言うことは皆無に近いです。

 

ちなみにスチールに関しては、全ての撮影をRAWで行なってます。

これは自分だけと言うよりスチールの人間でしたら

 

RAW→編集、納品データ作成用

jpg→急ぎの軽データ用/セレクト用

 

このワークフローが普通だと思います。

 

※ 婚礼の記録撮影などは、業者によっては安全のためLOGで行なっているとこもあるそうです。

カラーグレーディング(LUT)前後の違い

こちらがD Cinelikeで撮影したままの画。

(Adobe Premiere Pro の編集画面をキャプチャーしたものです)

 

こちらがカラーグレーディング後。

つまりLUTを当てた状態の画になります。

※ 多少の微調整はしております。

(前画像と同じく Adobe Premiere Pro の編集画面をキャプチャーしたものです)

 

一発で画の力強さが変わりますね。

 

※ 今回あてたLUTは下記になります。

WANDERLUST : https://www.premiumbeat.com/blog/free-luts-log-footage/

 

D Cinelike(DJI OSMO ACTION) のみで撮影、LOG編集を行いました。

※映像素材としてブロックノイズが発生しやすいので、

wifi環境の方はHDで確認して頂くと宜しいかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回、仕事でもプライベートでもやったことのないLog(D Cinelike)撮影を

行なってみましたが、DJI OSMO ACTIONの小さいセンサーでも

これだけ行けるのかと言うのに、素直に驚きと喜びを感じました。

 

「写真を撮りに旅に行くか、旅に行ったから写真を撮るかで持ってくカメラは当たり前の様に変わる。」

と言う記事を一年くらい前に書きましたが、実はこの時に使用していたRX100M3はα9IIを購入する時に

下取りで出してしまいまして、現在、旅に丁度良いカメラが無い状態になってました。

 

※ ZV-E10 でも良かったのですが、パンケーキ程度の小さいレンズを所有してないので、今回は持っていきませんでした。

・[Review] SONY ZV-E10 | スチールメインでの使用レビュー

 

そのため、映像メインだし DJI OSMO ACTION を今回持っていき、折角ですので

LOG撮影を試してみようと思ったわけですが、結果とても良かったなと思っています。

 

これからですが、映像の依頼を受けた時はLOGで対応出来る様に

SONYの方でもしっかり練習してきたいですね。

 

その方が品質は絶対に上がりますからね。

 

ただ、前画像でも分かります通り、撮影時は低コントラストのフラットな画になりますので

LUT対応の外部モニターなどを使うか、ヒストグラム判断での撮影になるので、やっぱり個人的な練習は必要ですね。

 

また久々にDJI OSMO ACTIONを使ったら、現行の3も気になってきたので

近い内に導入してるかもしれません。

 

それではまた

 

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