こんにちは。
今回はCOMICAの2.4G帯 ワイヤレスマイク BoomX-D Pro の使用レビューとなります。
結論から言うと結構おすすめ出来る
問題がないわけではありませんが
結論から言うと正直、かなりおすすめ出来ると思っております。
問題として2.4G帯なので、送りと受けの間に人や壁など入ると
音途切れが発生しやすい状態となり、自分も一回、撮影環境の中でありましたが
それ以外ですと通常のワイヤレスマイクとしては
十分な性能を持っているのではないかと感じております。
外観など
左からレシーバー×1 / トランスミッター ×2となっており
1個のレシーバーで2波受信出来る仕様になっております。
(2波受信で使用する際はレシーバーをステレオに設定し編集時にモノラル分離することをおすすめします)
レシーバーとトランスミッターの側面になります。
ほぼ自動でペアリングしますが、万が一しない場合は
画像のPAIRと言う部分を押して頂ければ大丈夫です。
また一番左(レシーバー)のMODEを押すと
モノラル/ステレオ/Safety(レベル違いで収録)
が選べA/Bボタンはそれぞれの音量を調整出来る仕様になってます。
使ってみての問題点
使用感については大概満足してますが
一点だけこれはと言う部分がありますので書いておきます。
トランスミッター側の電源/MUTEボタンの位置と
その表示についてです。
大抵どのワイヤレスも電源とミュートは同じになってますが
この本体の横にあるのは何とも危なっかしいと言うのが使っていて一番思うとこでした。
通常時。
MUTE時。(赤枠部)
確認すれば良い部分になりますが
この小さい表示は現場で大変分かりにくく、正直もっと一発で分かる様にして欲しかったと
言うのが本音としてあります。
後はやはり電源/MUTEボタンの位置。
自分だけで撮影してる時はまだ大丈夫ですが
アシスタントや別途カメラマンさんに依頼してる時はかなり注意が必要な部分になります。
その理由は単純でB帯マイクになれている人間は
基本マイク(トランスミッター)の横を持って演者の方に付けるので
間違えて電源/MUTEボタンを押してしまう可能性があるからです。
実は過去の仕事で一度だけ、付ける時に上記のミスを
助手で来て頂いた方がしてしまいMUTE状態で収録してしまったことがありました。
幸い他でも音声を収録していましたので
大事にはなりませんでしたが、素材をタイムラインに乗せて波形が無かった時は
さすがに頭が真っ白になりました。
(確認の確認をしなかった自分の責任でもありますので、これ以降、何度も確認するようにしてます)
※ モニター時の若干の遅延は感じますが
収録音声はリップズレなどしてない状態になります。
この点は人によっては気になるかもしれませんので
書いておきます。
COMICA BOOM X-D PRO の良い点
先に問題点を挙げてしまいましたので
次は良い点を書いておこうと思います。
・小型軽量で安価である点
・トランスミッター自体でレックが出来る
・周波数を手動で合わせる必要がなく、電源ONでそのまま使える
・ホットシューに装着出来る仕様になっているのでワンオペの一眼ユーザーにはかなり使いやすい。
・トランスミッターはピンマイクを使用しなくても使えるので、ロケなどの際のインタビューでも十分に使用出来る。
・バッテリーは4,5時間は保つので、通常の撮影ではほぼ問題なく使用出来る。ただし長時間のENG取材などでは注意が必要。
仕事で実際に使った音声
こちらは取手競輪様のyoutube番組で使用したものになります。
ピンマイク自体はオーディオテクニカの物になり
付属のマイクは使用してませんが
レシーバー、トランスミッターはこちらの
COMICAのものになります。
環境としましてワンオペでの撮影でしたので
カメラボディ FX30 にミキサーなど通さず、そのまま3.5ピンで直に収録。
COMICA側のレベル0dbでカメラ側の入力レベルで調整したものになります。
聞いてみていかがでしょうか。
正直、普通に業務レベルで使えると良いますか
芯のある欲しい音質で充分収録出来ております。
(オーディオテクニカのピンマイクの性能もあるかと思います)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
仕事によってB帯のマイク、2.4G帯のマイクと使い分けていますが
正直、言われなければ
どっちで収録したかの違いなど分からないレベルだと思います。
実際に対談などですと、1波づつレシーバーを分けたい時がありますので
1波は2.4G帯 / 1波はB帯と言う収録方法をとることもありますが
正直、違いは分からないです。
(もちろんピンマイクは全部一緒のものを使用してます)
仕事レベルで使う方にも
これから覚えていきたい方などにも
問題点がないわけではありませんが
しっかり注意を払えば充分に使える機材ではないのかなと感じております。
ここまでお読み頂き有り難う御座いました。
それではまた
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