「守・破・離」

※ こちらの記事はnoteにて公開していたものを加筆、修正したものになります。

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「守・破・離」とは

守 → 目上の方に教えて頂いたこと、またその型を徹底的に守り技術を習得していく

破 → 教えて頂いた型を基礎としつつも、そこを破っていく。

離 → その型から離れ独立し、独自の型を確立させていく。

 

多少の言葉の違いはあると思いますが
この「守・破・離」と言う考えは非常に大事だなと考えており

実際、自分もカメラマンと言う仕事をしていくにあたって
この考えを無意識に実践していた部分がありました。

上手くなりたければ全部やれ

これは駆け出しの頃に婚礼業界でお世話になった方に言われた言葉です。

つまり「真似して同じ写真が撮れるように修練しろ」と言う「守」の部分になります。

今でしたら写真を見れば

・焦点距離はどのくらいで

・絞りはどのくらいで

・ストロボの位置はこのくらいで

・レンズの高さはこのくらいで

など、つまり「写真を読む」と言うことが出来ますが

当時は「写真を読む」と言う言葉の意味なども理解出来るわけもなく

無我夢中で撮影をしておりました。

基礎が出来てくれば自然と自分の型は見えてくる

これは好きな写真、嫌いな写真と捉えて頂いても良いかもしれません。

教えて頂いた基礎を土台にしつつ、撮影を重ねていく中で

自分が撮りたい写真、撮っていて楽しい写真、つまり自分の個性のようなものが
自然と出てくると思います。

私自身も「このシーンはストロボを入れた方が良い」と教えられていたシーンなどでも

「いやここは雰囲気を活かしたいから、単焦点でストロボを使わずに攻めた方が良いな」

など言わば最初の型を破って離れて、自分の型を自然と作っていったんだと思います。

たまには初心に返ることも大事

私が婚礼写真をスタートしたのは

この記事の写真に上がっている会場となりますが
(多分、この写真でも分かる人には分かると思います)

先日、現場が近かったことともありフラっと寄ってみました。

今は婚礼写真はほぼ撮らなくなっておりますが

ここで写真を学べたことは自分にとって

とても大きかったなと常々思っております。

と言うのもここで学んだことが

あとの仕事に活きると言うのが数多くありましたし

人との接し方、立ち居振る舞い等、撮影技術だけでなく

そうゆう面においても学ばせて頂けたのは本当に大きかったなと思っております。

仕事が忙しいと中々初心に返るというもの難しかったりもしますが

たまにはこうゆう時間も大事だなと思わせて頂きました。


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