[Review] Voigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 II VM 使用レビュー

こんにちは。

今回は、Voigtlander Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 II VM の使用レビューとなります。

 

目次

まずは外観や簡単なスペックなど

12mm と言う超広角レンズですが、F5.6とF値が抑えられているため

出目金レンズになっておらず、67mm径のフィルターが装着可能になっております。

 

SONY FE16-35mm F4 との比較。

大きさの差は一目瞭然。

 

軽い、小さいは正義

 

明るければ尚正義ですが、この部分は

軽さコンパクトさとリプレイスになるかと。

 

・SONY FE16-35mm F4 : 重量 518g

・Voigtlander Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 : 重量 230g

 

半分以下になっております。

 

かなりコンパクトで軽いので

出張などの際は大変助かりますね。

 

Voigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical II Lens Specification

・フォーカス / MF

・レンズ構成 / 8群10枚

・絞り羽根 / 9枚

・フィルター径 / 67mm

・重量 / 230g

 

購入した理由など

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Leica CL を購入して以降、頭の悩ませていたのが

広角問題。

 

Leica TL / CL はユーザー数がそもそも多くないと思われるので

アライアンスの SIGMA、Panasonic ですら

 

APS-C 用の広角ズームは作っていなく

画像の Leica 純正ズームのみとなっておりました。

 

これは以前の記事でもそれとなく書きましたが

広角ズーム(F2.8通しですらない)に

¥250,000 以上と言うのはいささかどうなのかと。

しかもフルサイズではなく、APS-Cで。

 

いや本当、ブランド料のりすぎです。

 

Leica CL の写りはとっても気に入っていますが

性能と価格が見合って無い点に関しては

どうしても解せんと言う感じですね。

(Leica にコスパを求めるのがお門違いではありますが…)

 

あとはSONYとデュアルマウントになりますので

どうせならアダプターを介して

フルサイズでもAPS-Cでも使えるレンズの方が良いのと

今後、Leica SL2などを導入した際にも使えるので

 

今回、12mm(APS-Cでは約18mm)のワイドを導入致しました。

 

カメラに装着した図

Leica CL に付けた図。

 

こちらはSONY α9 に付けた図。

 

カメラに対して、この大きさで12mm(APS-Cの場合は18mm)の画角が手に入るのは

大変ありがたいなと思います。

 

あと軽いので、ロケ撮影などの場合は大変重宝しますね。

 

 

実写編 Part-1 | 旧前田候爵邸 | Leica CL

Movie

 

Photo

 

実写編 Part-2 | 旧岩崎邸庭園 | SONY α9

Movie

 

Photo

 

四隅光量落ちは顕著であるが、味と捉えるか否か問題

ビネット補正なし。

ビネット補正あり。

※ 現像ソフト Capture One 22 / 補正+3

 

論より証拠で見て頂くのが早いですが

四隅光量落ちはかなり顕著に出ます。

 

これを味と捉えるか否かは、個々人の判断になるかと思いますが

Raw からの編集前提で撮る場合、問題はそこまで無いのかなと感じます。

 

またAPS-Cで使用する場合、センターのみにクロップされるので

こちらも少し補正するだけで済みますので、全然有りだなと。

 

むしろ、ビネット効果(四隅を落とす)は結構現像時に

使用するので、自分の場合は問題なく使用出来る感じになっております。

※jpg至上主義の方だとちょっと厳しいかもですが、人それぞれですね…

 

簡単な所感とまとめ

Voigtlander Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 II VM のレビューとなりましたが

いかがでしたでしょうか。

 

先にも書いた通り、四隅光量落ちが

良くも悪くもかなり発生します。

 

そこを個性と捉えるか、欠点と捉えるかは

その人の撮る対象と、仕事内容による部分もありますが

 

このレンズを使っていて

かなり感心してしまったのが

 

ディストーションの少なさになります。

 

先に書いておくべきでしたが

自分の現像環境は Capture One 22 になりますが

 

このレンズのプロファイルは入ってないんですね。

(III型のSONY Eマウントは有り)

 

ですので、若干パースを修正しただけで

歪み補正は一切しておりません。

 

広角ズームではなく、単焦点なので

歪みは少ない部類になるかと思いますが

 

プロファイルを当ててないのに

このレベルは凄いなと素直に思いました。

※ APS-Cで使用する時は尚更感じますね。

 

F5.6 の明るさと四隅光量落ちが

人によっては若干ネックになるレンズではありますが

 

中古価格で3〜4万円程度で12mmの画角が手に入り

尚且つ、ディストーションがこれだけ優秀。

 

これは素直に買って損の無いレンズだと思います。

 

どちらかと言うと Leica CL 用のワイドレンズとして

買ったのがメインになりますが

 

フルサイズで12mmの画角が欲しい時も

積極的に使っていこうと思っております。

 

それではまた

 

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