[Review] SONY ZV-E10 4K S-Log3 動画撮影テスト | ZV-E10は仕事(動画撮影)でも十分使えるカメラなのか?

こんにちは。

今回は、SONY ZV-E10は仕事(動画撮影)でも十分使えるカメラなのか?

と言うことについて書いていこうと思います。

目次

VLOGカメラと銘打ってはいるが…

・ [Review] SONY ZV-E10 | スチールメインでの使用レビュー

これは自分の使用用途になりますが、基本スチールメインで今まで使用しておりました。

と言うのも仕事の割合が スチール 7  : 動画 3 くらいなものでしたので。

 

ZV-E10、1台でスチール撮影をするには

かなりリスキーなカメラですが、使用用途を限れば必要十分に使えるカメラであると思っております。

※詳細は上記のリンクからご確認ください。

 

ただ動画カメラとしてはVLOGカメラと銘打っているが

ボディ内手振れ補正が無く、アクティブモードのみなど

価格を考えれば致し方ない部分はありますが、ちょっと弱いなと言うのが素直な印象でした。

S-Log撮影が出来るのは一つの強み

動画機としてはちょっと弱いと先述しましたが

この価格帯でS-Log撮影可能なのは、一つの強みだと感じております。

 

そして今回、仕事(動画案件)でも全然使えるんじゃないかと

思ったのがこの点です。

動画案件が年末から徐々に増えつつあった件

リグを組んでの撮影と言うのが実は昨年の年末頃から

ちらほらとありました。

 

最初の内は、リグも組まず、ガンマイクだけ付ければ対応可能なものが多かったのですが

仕事をしていく上である意味での「欲」みたいなものも出てきますし

 

正直、外部モニターなどないとフィックス撮影以外は、無理だなと言う印象でした。

※画像ではゲージのみですが、撮影時はガンマイク、外部モニター、外部バッテリーなど

諸々組んでの撮影になります。

 

リグに関してはまた別記事にいたします。

基本はXDCAMになると思うけど

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ENG取材をはじめ、業務としての動画撮影の場合、基本的には

Z280やZ190などのXDCAMでの撮影が大半だと思います。

 

自分自身も製作会社さんからの請負でカメラマンとして入る現場では

大抵、Z280orZ190を借りて撮影することが多いですし

 

フィックスで長回し(講演会など)ですと、ほぼZ280一択になるかと思います。

記録撮影(長時間Rec)が必要ない現場ではむしろミラーレスカメラが主流かもしれない

上記で書いたように長尺の撮影ではなく、回しても5分程度のクリップを

バンバン撮っていく現場などでは、むしろミラーレスカメラの方が主流かとも思います。

 

理由としてセンサーサイズの大きさによる質感の良さになりますが

それとは別にやはり、ボディ内手振れ補正が優秀なことと、取り回しの良さなども挙げられると思います。

※ リグを組んでザハトラーの三脚などを使用する場合、正直取り回しはXDCAMと変わらなくなってしまいますが…

SONY α9系ではLog撮影が出来ない件

現在、メインで使用してるカメラはSONY α9/α9IIとなります。

もちろんスチールで使用する分には全く問題ないと言うか、正直α9IIIが出たとしても

買い足す必要性を感じてないくらい満足度の高いカメラです。

 

ただ一つだけ問題がありまして、動画撮影は出来るけど

α9系ではLog撮影が不可と言うこと。

 

この点に関しては「50万くらい出してるカメラなんだから出来てよ!」と

思いましたが、出来ないのですから致し方ありません。

SONY α7RIIIを残しておいて良かった

現状、所有してるカメラですが

α9 x1 / α9II x2 / α7RIII x1 / ZV-E10 x2

となっており

 

α7RIII に関しては画素数の関係で

高画素を求められる仕事以外では、全く使わなくなっておりました。

 

ですので、次の欲しいカメラが出てきた時に下取りに出そうと

考えておりましたが

 

カメララインナップ上でLog撮影が行えるのが

α7RIIIとZV-E10となり、下取りに出すどころか

 

α7RIIIはLog撮影時の動画機メインとして使用しております。

どんな撮影でも予備は必要

これは本当に必要。理由は機械である以上壊れるから。

そして、経験上何故か「そこで?今?」と言うタイミングで不調になるのが大半です。

 

ですのでZV-E10を動画機の予備として仕事上使えるか

テストしてみようと思った次第です。

SONY ZV-E10 4K S-Log3 動画撮影テスト

※ ピクチャープロファイル : PP9 S-Gamut3 (S-Log3)

※ 使用レンズ / Contax 50mm F1.7MMJ , SIGMA 18-50mm F2.8

※ 編集ソフト DaVinci Resolve18

※ カラーは仕事利用を想定してニュートラルで手動で作ってます。(ティール&オレンジとかにしない)

※ 基本手持ちのため、ZV-E10のアクティブ補正とDaVinciのスタビになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

結論としてZV-E10は仕事でも全然使えると言うのが素直な印象です。

 

ただ注意点もありまして

・ローリング現象が起きやすい(α7RIIIも同様)

・4Kの場合、バッテリー持ちが一層悪くなるので、予備バッテリーor モバイルバッテリーが必要

・背面モニターはRec状態が分かりやすく、逆Rec防止などに良いが、仕事で使う場合はリグを組む必要性はあり

・サブカメラとしては使えるけど、SDシングルスロットはデータセーフの面で若干の不安材料ではある。

 

上記の点が注意点かなと思いました。

 

これは今後のことになりますが、仕事上、動画案件が増えていく場合

FX3 or FX30 or α7Ⅳ を導入したいとも考えております。

 

サンプルの動画は全く仕事と関係ないもになりますが

自分の場合、暗い場所(高感度)での撮影が多くありますので

 

α7Ⅳで考えてますが、操作性という面ではFX3 or FX30 の方が

XDCAMに近い感覚で使えるので良いなと思う部分もあり。

 

ただFX3の場合、4K依頼が来た際に画素数の関係でAPS-Cになるのか…

など色々と模索中ではあります。

 

ただ今すぐの導入は無いので、まずはZV-E10のリグを組んで

仕事をしていって様子を見ていきたいなと考えております。

 

それではまた

 


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